防蟻工事は何年ごと?

2023/02/03 コラム
お住まいの木材や、断熱材を食べてしまうシロアリ。
そんなシロアリを駆除したり、住宅への侵入を予防するのが「防蟻工事」です。
「防蟻工事は何年ごとに行うのが理想的か」と気になる方もいるのではないでしょうか。
今回は、防蟻工事の何年ごとが良いかについて解説します。

▼理想的な周期とタイミング
防蟻工事の理想的な周期と、理由や施工のタイミングなどについて見ていきます。

■効果的な年数は5年
一般的に、防蟻工事の効果が持続する年数は5年とされています。
「もう少し効果が持続して良いのでは」と思われるかもしれませんが、これには防蟻工事に使用される薬品が関係しています。
防蟻工事は、木材や床下などに、シロアリを駆除する薬品を使用します。
この薬品は、人体へ影響を及ぼさないように、約5年をかけて自然に分解される仕組みになっています。
住宅とそこに住む人、両方に配慮した年数が5年であると言えるでしょう。

■適切なタイミング
薬品の分解が終了するとされる、5年をめどに防蟻工事を繰り返し行うのが一般的です。
しかし、住宅の築年数や前回の防蟻工事の内容によっても、施工の適切なタイミングは変わる場合があります。
防蟻工事を検討する場合は、業者にヒアリングや点検を行ってもらい、施工のタイミングについてアドバイスをもらうと良いでしょう。

▼まとめ
防蟻工事は何年ごとに行うのが理想的かについて解説しました。
防蟻工事に使用される薬品は5年で自然に分解されるため、5年ごとの施工が一般的です。
しかし、住宅ごとに理想的な施工の周期は異なるため、専門的な知識を有する業者に相談してみてくださいね。