木材補修補強工事
家の構造が耐震設計に施工されても構造材が、その機能を果たせなくなると当初の構造計算も成り立たなくなります。その為に、定期的な建物の点検、補修が必要です。建物のシロアリ被害、腐れが発見されてもシロアリ被害や腐れが土台、柱の中心部などに被害が発生していたら発見することが難しく、又補修する事も構造上難しいケースがあります。壁の下の土台を交換、梁を交換することはスケルトンリフォーム以外は容易い事ではありません。
木材保存センターではそうしたケースに樹脂とアラミド繊維シートを用いた補修、補強工事を行っています。
樹脂を木材奥に注入し浸透させアラミド繊維シートと併用することで接着強度、補強強度、耐震強度が従来の木材よりも数倍強固になります。
アラミド繊維は樹脂との相性が非常に良く引張強度は鉄の約7倍もあり高強度、高弾性に優れている化学繊維です。
宇宙船、航空機、防弾チョッキ、橋脚、電柱等のコンクリート構造物の補強にも使用されています。