2025年建築基準法改正】木造住宅リフォームの基礎コンクリート検査が必要に
2025/02/22
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著者:株式会社木材保存センター
【2025年建築基準法改正】木造住宅リフォームの基礎コンクリート検査が必要に!詳しく解説
2025年4月、建築基準法が改正され、木造住宅のリフォームに関する手続きが大きく変わります。特に、基礎コンクリートの検査が必須となる点が重要なポイントです。
目次
- 2025年4月の建築基準法改正のポイント
- 4号特例の縮小で何が変わるのか?
- 基礎コンクリート検査がなぜ重要なのか
- 基礎コンクリート検査の具体的方法(シュミットハンマー試験の活用)
- 改正に対応するためにすべきこと
- 専門家のアドバイスと信頼できる情報源
1. 2025年4月の建築基準法改正のポイント
2025年4月1日より、木造住宅のリフォームに関して建築確認申請が必要になります。特に、これまで4号特例(小規模住宅の建築確認免除)が適用されていた建物でも、原則として申請が義務化されます(国土交通省の資料参照)。
2. 4号特例の縮小で何が変わるのか?
- 従来の制度: 2階建て以下、500㎡以下の木造住宅は建築確認が不要
- 改正後: 200㎡以上のリフォームには建築確認が必須
3. 基礎コンクリート検査がなぜ重要なのか
建築確認申請の義務化に伴い、基礎コンクリートの強度検査が求められます。リフォームによる耐震性能の向上が目的であり、特に2000年以前の住宅では基礎補強が必要になるケースが多いです。
4. 基礎コンクリート検査の具体的方法(シュミットハンマー試験の活用)
基礎コンクリートの強度を測る代表的な方法として、以下の3つがあります。
- シュミットハンマー試験(非破壊試験): コンクリートの表面強度を測定し、内部強度を推定する手法。短時間で実施でき、建物を傷つけずに検査できる。
- 圧縮試験(破壊試験): コア抜き(サンプル採取)後、試験機で圧縮強度を測定する。精度は高いが、施工箇所の補修が必要。
- 超音波試験: コンクリート内部の密度や強度を測定する方法で、特に大規模建築物の検査に有効。
5. 改正に対応するためにすべきこと
リフォーム前に以下を確認することが重要です。
- ✔ 建物の築年数と基礎コンクリートの仕様をチェック
- ✔ シュミットハンマー試験で基礎強度を確認
- ✔ 建築士や構造設計士に相談し、補強工事が必要か判断
6. 専門家のアドバイスと信頼できる情報源
法改正に関する詳細は、以下の公式情報を参照してください。
- 国土交通省 建築基準法改正概要(公式リンク)
- 一般社団法人住宅リフォーム推進協議会(公式サイト)
まとめ
2025年の建築基準法改正では、木造住宅のリフォーム工事でも建築確認申請が必要になり、基礎コンクリートの強度検査が必須となります。特に2000年以前の建物は、現行基準を満たしていない可能性があるため、早めの対策が必要です。
株式会社木材保存センターでは約20年前からシュミットハンマー、鉄筋探知機の導入を行っております。リフォーム工事前の検査を測定する会社は主に検査会社が行っている業務内容ですが、会社の数が非常に少ない状況です。
木材保存センターでは東京、神奈川県を中心に検査、報告書作成、補強計画、保護工事、補修工事、補強工事までワンストップで施工できる数少ない会社です。
他の業務を併用しながらの検査の為、すぐにお受けできませんが今後ご相談頂きましたらスピード感のある環境を整えて参ります。先ずは弊社にご相談ください。